あまおけ 23年10月定期に向けて(1)

8月も20日を過ぎ、送り火も終わり、お盆も終わった、
というのに、なんですか、それでも毎日毎日続く
猛暑日、こなた京都では連日37℃だの38℃だの、
今朝のNHKニュースでは、でかでかと「京都38℃」
などという字幕を見ただけで、もう出社するの
やめようかな、と思った今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

まずは残暑・酷暑、お見舞い申し上げます。

そう、TVでも連呼しているように、酷暑となった場合、
たとえ室内であっても激しい運動はやめましょう、
ってのが猛暑日、しかも38℃もある場所では
常識だろうに・・・

なんと、昨日は俺のいる あまおけ の10月公演
に向けて、の指揮者練習だったんですわ。

うひー。

まさか、去年日程を固めたとき、ここまで酷暑が
えげつない、なんて思わないっしょ。
だのに、200平米あるかないか、の長方形の部屋に
80人あまりが部屋いっぱいに押し込められて
フルオーケストラの練習をやく5時間・・・

しかも、いろいろあって、オイラはまたしてもこの日
全乗?!
確実に練習中に意識が遠のくわ・・・

と思いつつ。
開始時間に合わせて暑さがピークに向かうお昼過ぎ、
きっとNHKのニュースでいつもアップになる
四条大橋を汗だくで楽器かかえて歩いているオイラを
アップにしながら、でかい文字で「京都38℃」って
出てたに違いない(んなわきゃない)・・・

もう練習会場についただけで汗だく、という
どえらい気候でしたねぇ。
シンガポールで練習しとるのか?
(いや、シンガポールの方が涼しいに違いない、ゴメンナサイ。)

ホント、もう練習が始まる前からグロッキー。
しかも譜読みもロクにできていないのに、
先生練習はもう2回目。
前回は完璧にやられて持って行かれましたわ。
一晩寝ても、精神的な疲れ、抜けなかったもんね・・・

ということで、その恐ろしい練習の備忘です。

(1) ブラームス・交響曲第3番
これが今回のメインディッシュ。
オイラ、ブラームスも1番・2番は春、って感じなんですが、
3番、4番となるとなぜか秋、なんですよね。
なんでやろ?
これ、友人に聞いてもみんな同じ事言うんですよね。

で、今までベートーベンとブラームス、
さんざん譲らされてきたですからねぇ。
心から「お前がやれ、やるべきだ!」って思ったのは
2回・・・べー5とブラ4,どっちも弟@オケが
相手でしたが。
(彼には俺と同じ思いをしてもらいたくなかったので。)
もうそろそろ我慢の限界。
キャリアの最後が見えてきたのに、
また「自分が吹く」つもりでいたオヂサン・・・
もう充分吹いたでしょ?周囲からもさんざ言われてるのに・・・

とまぁ、そんなの横目に、「だって、オイラ一生に一度は
ブラームスとベートーベン、ちゃんと1stやりたいもん」
って態度(悪ぅ~・・・)で、1stに座ったはいいけれど・・・

センセ・・・壁際まで追い込んで腕つかんで手をひねって
(先生談)、しばきあげるの・・・降参・・・まいった・・・
だから、せめて腕は放してくれぇぇぇぇ・・・・・
みたいな、みっちり、ねっちりとした地獄のような「特訓」。

前回第1・4楽章をやったので、今回は第2・3楽章を
やりましょうねぇ~♪
と言い残して立ち去った先生。
今回の第2楽章・・・もう思いきりたたき込むこと
この上なし。
冒頭20分程度はもう完全にClとFgのしごき。弦楽器もしごき。
それも曲が展開するまで(練習記号「A」か「B」あたりまで?)
先生も反応が良いからついつい、ってんで、ますます泥沼。
うひー。Clさん、成仏しておくれ・・・
で、第2楽章が本格的に展開するまで約1時間。
じっくり、そうじっくりと壁に追い詰めてにじり寄る・・・
でも先生の仰ることは全て正論。
「楽譜に書いてあるんだからやらなきゃ駄目だよ」のひと言で
どんどん壁際に・・・
それでふときがついたら50分・・・
「あ、休憩いれたらあと40分・・・第3楽章終わりまでできるかな?」
ぎゃああああああああああああ・・・・・

とりあえず10分休憩ののち、今度のターゲットはVc。それとVla。
この2パートで、多分軽く10分はやったろうな。
そう、第3楽章の最初のテーマだけで。

でもセンセ曰く、第2楽章は中程、第3楽章は冒頭、そこがしっかり
できるようになれば、それぞれの楽章はちゃんとできるはず・・・

だから壁際には・・・コワいよー・・・(T_T)

そんなこんなで、第3楽章は途中まで。
で、次は土日連続での練習。
「ふふふ。次はたっぷり時間があるはずだから、たっぷりやりましょうねぇ♪」。

実はセンセ、結構ご高齢のはずなのに。
あのエネルギーはどこから?・・・・


(2) ボロディン・交響曲第2番

こちらは、知ってる人なんてそんなにいないんじゃ?
と思うのですが、なぜか「やりたい曲選手権」で
勝ち残ってしまった、という曲。
たしかに、C・クライバーが、あのクライバーが
CDにしてるくらいなんだから、「何かがある」と
思わされるのですが。。。

オイラ、個人的には「(敬愛する・畏怖する)お父ちゃん」が
レコーディングしてるから、それに敬意を表して?
レコーディングしてるだけなのでは?と素朴に思ったり。

それはともかく、最初聞いたときは全然体に入らなかったし、
そもそも俺はこの曲折り番だから、まぁいいや、
と思っていたのですが。
前回につづき、今回も代理で2ndに入ってみると、
なんか、こう、ね。
ちょうど「VIVANT」が始まったこともあり、
まさに中央アジア、モンゴル?の匂い・音がする曲やなぁ、と。
ちょっと前のソビエトの映画音楽?そんな響きも感じたり。
そして、実は殆どの楽章はワンパターンかツーパターンを
こなせば、なんとか楽章は乗り切れる、と見た!
・・・と言っても俺はおり番だから逃げるけれど。

でもセンセ様は、実は別の曲(フランク)がやりたかったのか、
どうもいまひとつブラームスほどに熱量がかかっていないような。。。
でもこれはセンセの希望を蹴飛ばしたオケ側のせいだかんねー。
俺のせいじゃないもーん。
あ、でも俺、このオケの代表なんだった・・・

やはり乗番の曲ではないからエラーもするんだけど。
実は優しいセンセ様の発案で「代奏免除札」というものが出来まして。
早い話、代奏の人は、譜面台に「赤いメニュー(A3用紙)」を挟んでおけば、
その人は代奏なので捕まえることはしません、でも練習の邪魔は
しないでね、という「免除札」!
ビバ!免除札!
お陰様で、視線は時々合うのですが、赤い紙を見て「あっ」と
言葉を飲み込んで・・・・

ふー。助かったぜ。
でもこの後も代奏が続くと思うと、いつか「あなた本番やりなさいよ」
と言われそうで・・・コワいよー。


(3) リスト「レ・プレリュード」

こちらも諸々合って、当初は3rdの予定が1stに。
いや、例のオヂサンは自分が1stに繰り上げだろう、と思ってた
ようですが。実際無理でしょ、もう。
周りと全然合わないし、2nd担当であっても、1stがどうしようが
知らん顔、自分のセンスと音楽性(って一緒か)に相当自信が
おありなようで。
実際、一緒に演奏すると、ものすごくやりにくくってね。
で、今までさんざんこういうパターンで1st「ではない」
(彼が1stを持って行く)ことが多く、さらにその多くの
場合、やっぱり「俺が吹いてりゃよかった、〇〇さんに任せりゃよかった」
がヲチなんですわな。

でも、半分後悔しとるかも。
冒頭の笛。めちゃ繊細でフェルマータの前には消え入るように、と。
で、俺、頑張ったよ。頑張ってるんだよ。
外気温38度の中、必死で「pp」ってやってるんだよ。

でも・・・はっ!赤札はつけていない・・・
で、センセ様と視線があって・・・
「うたさん、そこスモルツァンドですよね」
「・・・はい」
「そこにはだんだんゆっくり、という意味の他に
テンポを緩める、というニュアンスもあるの」
「・・・はい」
「で、その始まりの所に「pp」って書いてない?」
「・・・はい」
「じゃ、もっとそう吹いてくれるかな?吹けるかな?」
「・・・頑張りますっ!」
「オッケー、じゃ、頑張ってスモルツァンドして消え去って下さいっ!」

うひー。
確かに本番はこの曲から始まるもんな。
オッサンにまかせりゃよかったか。
いや、「p」は「小さく」を信念に「シュルルルル」って
もはや音になっていないのに「p」だから、というオッサン。

まあ俺が頑張るしか・・・

そういや、オヂサン。。。どこ行った?
・・・え?「フルート忘れたから取りに帰った?!」

まじかよ。
なにしに練習来とるんじゃ?
マジ?うそでしょ?ホントに楽器忘れて
指揮者練習に来てるの?

・・・もう、あかんわ。。。やっとれん。。。
駄目でしょ、もう。潮時じゃない?

とまあ、心の中で悪態つきまくりながら、
同時に、練習が始まって4時間ちかくたつのに、
センセ様はまだまだ元気いっぱい(ご高齢なのに)、
レプレの繊細な所を精密に組み上げようと・・・

参りました!

そんなこんなで、ようやく終わった「地獄の特訓」。
次回はこれが2日連続で・・・・・

なんか、悔しくなってきたから
「やったろやないかい」みたいな気持ちに?

いや、その前に、気温38度の前に
全ては崩れ去りましたわ・・・・

気が付いたら帰りの電車の中。すずしー。
あ、でもまた四条大橋を渡ると・・・日も沈んでるし、
もしかしたら通り雨でもあったか、以外と暑くなくて
ラッキー。
でもって電車乗り換え、買い物済ませて一目散に我が家へ。

帰ったら、真っ先に冷房に抱きついたのは
言うまでもありません。

そんなこんなで、多分俺が経験した中で
一番ハードな練習のセンセ・・・・

よかったー。実は暦の都合と先生の都合で、
いつもより練習回数が1回すくないのよね。

でもやっぱりもったいないなー、と思い出している俺は、
SMの入り口に立っているんだろうか?

ああ、気温38度。猛暑日のバカ・・・・

どうか、本番当日(10月)は
猛暑日になりませんように。

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