ぼってり
こちらご訪問いただきました皆様。
もう新年も明けて16日になりますが、
わざわざお越し頂きありがとうございます。
今年もとりとめもなく、だらだらと、備忘
ってことで、お暇ならどうぞお付き合い下さい。
本年1年が良き年でありますように。
うーん。なんて真面目なんだろ。(爆)
もうシャカリキに月曜日に備忘して
10数年?そんなになるのかー。
で、もういい加減エエ年でもあるし、
これからはちょっと手抜き?
月曜日は続けますが、月曜日がお休みだったり、
ネタ枯れしたら、その時は「お休み」ってことに
しようっと。
とまあ、「新年の誓い」を立てたところで。
今日は、備忘していなかったせいで
(W杯に顔見せがあったし・・・)
すっかり忘れかけている、
でも強烈なインパクトは残っている展覧会のこと。
行ってきたのはこれ!
「ボテロ展/ふくよかな魔法」
これ、去年・12月の冒頭、展覧会の終わりが
近い頃に行ってきました。
え?もう説明不要だろうけれど、
カミさんの「行こうよ~」のお誘いにのって、です。
(いつもありがとう~!)
ボテロ。フェルナンド・ボテロ。
なんとまぁ?ボテロさん、存命中だ、とか。
存命中だけど、大規模な回顧展なんですと。
名前は聞いたこと無かったけれど、
その名の通り「ボテ」ってした画風は
何かで見て記憶にあったような気が・・・
そんな展覧会。
12月だというのに、そこそこ暖かい日差しの中、
じっくり見て回りました。
なんでもこの人の画風を「ボテリズム」
と言うのだとか、どうだ、とか。
でも、その絵画がホントに「ボテっ」と
している、その強烈な印象で、
最初は何かの冗談?と思ってたくらいなんですよね。
ボテロさん曰く、
「Guitarを書いた時にふとひらめいて
丸っこい形にしたら、その瞬間何かがひらめいた」
のだ、とか。
(確か、そんなことだったと思う。)
それがもう全て。
この人の手にかかったら、全てが丸みを帯びて
ふっくらとした(というと美的すぎる?!)
造形になってしまい、ついつい見ている側も
「ぼってり」してしまう、という印象。
これはなにも人物に限らず、楽器や静物画などでも
同じ。
まぁるい楽器からはまろやかな音が出そうだし、
まぁるい果実は、もうじゅくじゅくに
熟し切った印象。
当然、人物もまぁるくなると、不思議なもので、
どんな人手も平穏に見えてくるんですよね。
ここまで全てがまぁるくなると、
ある面、何かのハードルを越えて、
皮肉?めいたものすら感じることも。
偉そうに勲章付けている人も、
まぁるくなると、なんか、「王様ごっこ」している
子供なの?と思えたり。
モナ・リザだって(横顔)、
こうもふっくらとすると、
ある種、「鳥山明」が書いたの?
って風な「漫画チック」な印象!
でもすごいなー、と思ったのは。
ほんのきっかけで「ぼってり」書いたら
それが自分に嵌まって、
それ以降の作品は
どれもこれも「ぼってり」。
しかも名前が「ボテロ」だから
「ボテリズム」。
まるで冗談のようだけど、
ホント、絵を生でみたら、
そのインパクトの凄さですっかり虜に。
もう、楽器もバレリーナも花束も、
どれもこれもが、「まる」。「ぼってり」。
楽器なんて、リアルにこういう楽器があれば
どんな音がするんだろ?
きっと癒やしなんだろうか?
そんな空想を朝っぱらからしてしまう、
なんとも言えない不思議な絵画。
いや、こうなりゃ「光景」と言っても
いいのかも。
その前には似たような画風を持つ作家はいないし、
この先も似たような画風なんて出てきやしないだろうな。
それだけ、「我が道」を行く「ボテロ氏」。
そう、これだけのオリジナリティがあれば、
絵を見ただけで
「あ!ボテロの絵だ!」
ってわかるもんね。
そこでふと考えてみると。
いわゆる印象派の作品達。
超有名なのはわかるだろうけれど、
数点並べてみて
誰がどの絵を描いたのか当ててみろ?
って言われると、ど素人のオイラには、
例えばどれもこれもレンブラントとか、
どれもこれもモネ?とか。
まあ、ピカソとかダリになるとまた違うんだろうけれど。
ボテロに関しては、絶対そんな迷い無く
「これ、ボテロ!」って言えるだろうな。
それにしても、なんでこんなに
まんまるっちいんだろう?
なんでまんまるっちい姿にすると、
トゲがなくなる印象になるんだろ?
でも・トゲがなくても、
皮肉か?というのはそれとはなしに
柔らかく伝わってくる・・・
ビバ、まんまる。ビバ、ぼってり。
最後は見ているこちらの心も
すっかり、ほっこり、まんまるに。
ボンヤリと、でも幸福感に包まれた絵画展でした。
うーん。こういう絵があれば
どこに置いても、飾っても、
その場・その部屋の空気が和むんだろうか。
不思議なり、ボテリズム!
* ボテロ展。
ジャパンツアーは終わったらしいけれど。
またどこかで目にできないかなー?!
もう新年も明けて16日になりますが、
わざわざお越し頂きありがとうございます。
今年もとりとめもなく、だらだらと、備忘
ってことで、お暇ならどうぞお付き合い下さい。
本年1年が良き年でありますように。
うーん。なんて真面目なんだろ。(爆)
もうシャカリキに月曜日に備忘して
10数年?そんなになるのかー。
で、もういい加減エエ年でもあるし、
これからはちょっと手抜き?
月曜日は続けますが、月曜日がお休みだったり、
ネタ枯れしたら、その時は「お休み」ってことに
しようっと。
とまあ、「新年の誓い」を立てたところで。
今日は、備忘していなかったせいで
(W杯に顔見せがあったし・・・)
すっかり忘れかけている、
でも強烈なインパクトは残っている展覧会のこと。
行ってきたのはこれ!
「ボテロ展/ふくよかな魔法」
これ、去年・12月の冒頭、展覧会の終わりが
近い頃に行ってきました。
え?もう説明不要だろうけれど、
カミさんの「行こうよ~」のお誘いにのって、です。
(いつもありがとう~!)
ボテロ。フェルナンド・ボテロ。
なんとまぁ?ボテロさん、存命中だ、とか。
存命中だけど、大規模な回顧展なんですと。
名前は聞いたこと無かったけれど、
その名の通り「ボテ」ってした画風は
何かで見て記憶にあったような気が・・・
そんな展覧会。
12月だというのに、そこそこ暖かい日差しの中、
じっくり見て回りました。
なんでもこの人の画風を「ボテリズム」
と言うのだとか、どうだ、とか。
でも、その絵画がホントに「ボテっ」と
している、その強烈な印象で、
最初は何かの冗談?と思ってたくらいなんですよね。
ボテロさん曰く、
「Guitarを書いた時にふとひらめいて
丸っこい形にしたら、その瞬間何かがひらめいた」
のだ、とか。
(確か、そんなことだったと思う。)
それがもう全て。
この人の手にかかったら、全てが丸みを帯びて
ふっくらとした(というと美的すぎる?!)
造形になってしまい、ついつい見ている側も
「ぼってり」してしまう、という印象。
これはなにも人物に限らず、楽器や静物画などでも
同じ。
まぁるい楽器からはまろやかな音が出そうだし、
まぁるい果実は、もうじゅくじゅくに
熟し切った印象。
当然、人物もまぁるくなると、不思議なもので、
どんな人手も平穏に見えてくるんですよね。
ここまで全てがまぁるくなると、
ある面、何かのハードルを越えて、
皮肉?めいたものすら感じることも。
偉そうに勲章付けている人も、
まぁるくなると、なんか、「王様ごっこ」している
子供なの?と思えたり。
モナ・リザだって(横顔)、
こうもふっくらとすると、
ある種、「鳥山明」が書いたの?
って風な「漫画チック」な印象!
でもすごいなー、と思ったのは。
ほんのきっかけで「ぼってり」書いたら
それが自分に嵌まって、
それ以降の作品は
どれもこれも「ぼってり」。
しかも名前が「ボテロ」だから
「ボテリズム」。
まるで冗談のようだけど、
ホント、絵を生でみたら、
そのインパクトの凄さですっかり虜に。
もう、楽器もバレリーナも花束も、
どれもこれもが、「まる」。「ぼってり」。
楽器なんて、リアルにこういう楽器があれば
どんな音がするんだろ?
きっと癒やしなんだろうか?
そんな空想を朝っぱらからしてしまう、
なんとも言えない不思議な絵画。
いや、こうなりゃ「光景」と言っても
いいのかも。
その前には似たような画風を持つ作家はいないし、
この先も似たような画風なんて出てきやしないだろうな。
それだけ、「我が道」を行く「ボテロ氏」。
そう、これだけのオリジナリティがあれば、
絵を見ただけで
「あ!ボテロの絵だ!」
ってわかるもんね。
そこでふと考えてみると。
いわゆる印象派の作品達。
超有名なのはわかるだろうけれど、
数点並べてみて
誰がどの絵を描いたのか当ててみろ?
って言われると、ど素人のオイラには、
例えばどれもこれもレンブラントとか、
どれもこれもモネ?とか。
まあ、ピカソとかダリになるとまた違うんだろうけれど。
ボテロに関しては、絶対そんな迷い無く
「これ、ボテロ!」って言えるだろうな。
それにしても、なんでこんなに
まんまるっちいんだろう?
なんでまんまるっちい姿にすると、
トゲがなくなる印象になるんだろ?
でも・トゲがなくても、
皮肉か?というのはそれとはなしに
柔らかく伝わってくる・・・
ビバ、まんまる。ビバ、ぼってり。
最後は見ているこちらの心も
すっかり、ほっこり、まんまるに。
ボンヤリと、でも幸福感に包まれた絵画展でした。
うーん。こういう絵があれば
どこに置いても、飾っても、
その場・その部屋の空気が和むんだろうか。
不思議なり、ボテリズム!
* ボテロ展。
ジャパンツアーは終わったらしいけれど。
またどこかで目にできないかなー?!
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