あまおけ の練習/2021年11月公演に向けて

〇〇の秋、といえば真っ先に食欲、
んで次に芸術をイメージするワタクシなんではありますが、
去年もそうでしたが、
どれもこれも新コロのせいで「パー」になってしまい、
どうしてくれようか、と思っている矢先、
とうとう?本格的に宣言解除の動き?
でもそのせいで夢のような在宅勤務がなくなってしまい、
働き方改革、ってのはどこ行ったんだ?
と嘆き悲しむ今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

いやいや。
〇〇の秋。
新コロのせいでパーになった、
とは言うものの。
新コロがなくっても、ことしの天気では
全然味わう時間がなかったでしょうな。

梅雨→台風→暑い!→長雨→台風→いきなり冬

ってのが8月~10月の間のイメージ。
今頃(10月の終わり)だと、
もう爽やかな秋、紅葉の秋、
あちこちで「芸術祭」や、
スポーツシーズンもクライマックスで・・・

なのにねぇ。

ということで。
芸術の秋を楽しみに行けないなら
自分達でやってしまえばええやん?

ということで。
随分久しぶり、ですかね?
再来週に本番を迎える、
俺のいる あまおけ の現状、です。

いやいや。
春先にも「こっそり」演奏会「みたいなこと」
をやったので、舞台そのものは
新コロ禍の中ですでに1回は経験したのですが。
その時は、備忘した通り、
「なんじゃそら?」みたいな、
無限大無意味な行為にしか思えなかったのですが。

今回はなんと!
ようやくタイミングが世間と合致した?
お客様をお迎えしての公演。

ということで、考えて見たら、
あのキセキの演奏会!
100回記念公演(2019年12月)から
まるまる2年間のブランクを経て、
ようやく「有観客」の公演になるわけですな。

ていうか「有観客」という言い方自体が異常なわけで。
やっぱり「舞台」はライブでないとね。

そんなこんなで、お久しぶり?
早速その公演に向けての
「現時点」での備忘です。

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1) エロール/歌劇「ザンパ」序曲

さて、いきなりの「だれ・それ?」な曲
なんだか、聞けば多作で、300曲はあるだろう、という
おフランスのセンセですが。
なぜか残っているのはこの曲「だけ」という、
いかにも・・・な感じ。

これ、オペラは「フランスのドンジョバンニ」と言われている
そうですが。
さすがにネット上でオペラを探す気力もなく・・・
なので、普通、序曲と言えば「この旋律はあの場面」とか
「この旋律は恋のシーン」とか、があるのですが、
さーっぱり判らず。

なので結局「ご陽気に参りましょー!」という曲だ、
ということで整えているのですが。

ワタクシ、未だにパートリーダーなるものやってまして。
でもって、自分で出番を考えるわけですが。
まあ、こういうのも好きだし経験だし、経験カタログが
増えるし、ってんでPicで望んだのですが・・・

しまった。実はドツボな曲でした。Picには。

しかも今回も新コロの諸々の遠因で、
オケ編成は総勢約50人、という、いかにも
中肉中背な編成。

だから。だーかーらー。
弦の皆さん、いつもより人数少ないこと意識して
演奏してよー、というのはこっちの理屈。

実は結構Picの音だけが抜けていくオーケストレーション?
だもんで。音程のズレ、タイミングのズレが一発でモロ解り。
いわゆるPicあるある?

ちゃんと嵌まって当たり前。
ちょっとでもずれたらオケぶち壊し・・・・・

案外この手の曲は多いのですが。
このザンパは、ちょっと半端ない「目立ち方」なんですよね。
でもソロじゃない。。。。

ワタクシ。センセにしっかり・みっちりしごかれましたわ。
いわゆる「一人吹き」の嵐。

今回只でさえも自己嫌悪なのに・・・・・

本番、どうなるんだろ?だんだん自信なくなってくわ。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2) ハイドン 交響曲第92番「驚愕」

で、編成50人、ってことで、前回のモーツァルトにつづき
「こういう時でないと出来ない曲」ってんで、
今度はハイドン。です。そう。ハイドン。パパ・ハイドン。

この驚愕。もう余りにも有名で、聞く側も「何が起こるのか」
を知っているわけで。
ネタがばれてりゃ「おどろき」もなんもあったもんじゃないですが。

いっそ、スペシャルバージョンで、
ホフナングみたいに、パイプオルガンが爆発して
パイプの2~3本が舞台に落ちてくる・・・

それくらいしないと、マジで驚かんでしょ?

それよか、この曲のツボ?
これ、じつはその「驚く」所以外、皆さん知らないじゃない?
ちうか、演奏している側としても「シラなんだー」です。

でも曲はいかにも「ハイドン」臭い。
というか、なにがハイドン臭いのか、よくわからんですが。

俺はこの曲は2ndFl。
1stは(この備忘録では久しぶり?)弟@オケ、です。
たまにこの組み合わせを自分で決めてやっているのですが。

やっぱり男前で妖艶な笛を吹く、って言われるだけあるなぁ。
時代が時代だし、ハッキリ言ってFlはある種の「増強剤」
又は「スパイス」。その2ndなんだから、ホントに「付け足し」
的な気分で、こちらは気楽に演奏させてもらっています。
それに加えて弟@オケの音色も特等席で堪能中。

いいなー。俺もあんな風に上手くなりたいなー。
ってか、だったら練習しろ、っちうに。

でもって。「案外」?このハイドン。
やってる3曲の中では図抜けて仕上がりが良いようで。
本番も楽しみです。

今回、唯一の心の安寧の時間。
この曲ばっかりだったらいいなー。
(って、そんな訳にはいかない。)


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3) ブラームス「交響曲第1番」

んで、いわゆる「メイン」がこれ。
そう!「50人」で演奏するブラ1。
となると、ドイツカンマー・ヤルヴィみたいな
筋肉質な演奏を目指すのか?と思いきや・・・

いや、指揮者センセ様はそれを狙っているようでも
あったのですが。

オケが、ね・・・

今やどこの古参市民オケでも発生している、
という「オケ老人」問題。
この曲で、それが遺憾なく発揮されてるような・・・

人に付けない、合わせない、聞かない。
とことんマイウェイ。
でも「俺は旧帝大卒なんやで」みたいな態度で、
回りは困るばかり・・・

でも。
やっぱり偉大な曲なだけあって、
指揮者センセ様は目一杯時間をかけて手を入れるのですが・・・

ちょっと手を入れすぎとちゃう?
というか、そこまで時間がかかる?

ここまで書いてお分かりでしょうが。
ワタクシ、この曲には乗っていません。

だってこれの2nd、もう何回もやったもん。
でもって、毎回「1st、良い音してるなぁ~」って
思った試しがない、という悲運。
春にやったブラ2は、笛にはやりがいがあると思ったけれど。
オマケにブラームスは1番「以外」はやったことがないので
(春に2番をやったくらいで)、
1番はもういいや、と。

でも、今回の1stは「あ!こんな音色してたのか!」と
嬉しい驚き。
なーんだ、やっぱり何回目だか、の2ndやっても
よかったのか・・・

いや、でもここで1番やっちゃうと、3番・4番の時に
絶対「1番・2番」やったし・・・とか言われちゃいそう。

脱線。

そう。仕上がり具合ですが。
どうなんでしょ?曲がムヅイ?50人でやることに無理があった?
でも50人でこういう曲をやる経験、って滅多にないよ。
センセは結構作り込んでいるけれど。
その自由すぎる1枚舌とか、全然溶けない低音群とか・・・

いいのかなー。
ある意味、うちのアマオケの良いところと悪いところと、
両極端な面が顕著に出てる気が・・・

ブラ2もそうだったのかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ということで。
実に2年振りの有観客公演。
でも今、この古い巨船のかじを取る俺としては
どうしても気になる事が・・・

新コロでオケが分断されているように見えて、ね。
そのせいもあるのかな。

みんな。楽しいのかな?楽しくやってるのかな?
なんだか、ヘンに使命感?満載?
「新コロの今だからこそ「やるべき」!」みたいな?
それ、ちょっと疲れる。

だってねぇ、俺の信条としちゃ、
アマオケなんて,所詮「やりたいもの」の集まりが
好きなことやる場、ってもんだからねぇ。

なんだかこう、空気が重い、ちうか。
俺がなんぼ必死に思っても、
だれもがもはや「演奏できること」が
「日常」であり「普通」になってるの、かな?

お互いを思いやって、とか、お互いをリスペクトして、
とか綺麗に仰るけれど。
特にそう仰る「古株」系の皆さんが、実演では
「俺が、ワタシが」ってなるのは、なんでだろ?

うーん。色々とこの「秋」考えなきゃならないのかな。
あ、でも「秋」っていつ始まるんだろ?

・・・秋。食欲の秋。
でも2年間の「テレワーク」で、しっかり下腹に
その効果作用がテキメンに出てしまったワタクシ・・・

やっぱり毎日出勤して毎日歩く、か・・・

さて。本番は11月7日。
なんとか、無事に終わりますように。

今までやったことの無い事務業務もたっくさんあるので。
どうか、無事故で終わりますように。

南無。

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